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シャクヤクを作ってみませんか?

~試作栽培・生産者募集~


シャクヤクはボタン科の多年草で、冷涼な地での栽培が適しています。根を生薬として用い、鎮痛・鎮けい・婦人病・冷え性・皮膚疾患・消炎排膿などの薬効があるとされています。現在国内での使用量は年間約1700トンで、その2%強が国内産です。日漢協ではこのシャクヤクを重点品目の一つとして選定し、生産希望者を募りつつ漢方薬メーカーとのマッチングを進めていきます。
シャクヤクがどんな作物か、試しに作ってみたいという方に、少量の苗を無償提供します(送料は応募者でご負担いただきます)。
2024(令和6)年度の受付は終了しました


(配布する苗は生薬生産用のものです。観賞用品種ではありません)


シャクヤク基本データ:

生薬名「芍薬」(シャクヤク)
2020年使用量 1,712,407㎏(うち2.3%にあたる39,676㎏が国内産)※2022年日漢協調べ
2022年国内調達量 29,402㎏(国内で13番目に調達が多い生薬)※2023年日漢協調べ
主な栽培地 北海道・岩手・福島・長野・新潟・富山・三重・岡山など ※2023年日本特産農産物協会調べ

苗を定植した翌春を1年目と数え、4年目の秋に収穫します。(今回の試作の場合は2024年秋の定植になりますので2028年秋の収穫となります)

募集締め切り:2024年9月16日(月)
応募者への通知:2024年9月下旬(予定)(配布の可否、可の場合は配布数量を通知)
苗の送付:2024年10月以降
締め切り後に事務局で申し込み情報をもとに審査のうえ、配布の可否ならびに配布数量を決定します。(ご希望に添えない場合もございます)

配布数量:配布数量は原則として苗100~200本程度とします。(この本数の場合、栽培に当たり50㎡程度の農地が必要となります)
少量(目安として苗50本以下)をご希望の場合は、申込フォームで「少量」を選択してください。(本数の指定はできません)

送付状態:大きさ(長さ)がそろっていない苗を原則100~200本、箱に入れて送付いたします。

応募条件:
①生薬生産をお考えの方

②2024年11月までに定植できる方

③苗の送料を負担もしくは生産地(長野県安曇野市)まで取りに来られる方

④インターネットが利用でき、YouTubeで動画視聴が可能な方
(当協議会において対応可能な範囲に限りがあり、個別指導はいたしかねますので予めご了承ください。栽培方法については、ホームページに掲載する資料・YouTubeで公開する動画をご参照ください)

⑤配布した苗の生育状況について、2024年12月(定植後)、2025年6月、12月の3回、所定の報告フォーム(下記参照)にご記入のうえ、メールでご報告いただける方

⑥シャクヤクの栽培に適している、冷涼な地域(※)で栽培される方を優先いたします
※1月の平均気温が6℃未満、かつ、「暖かさの指数」が45~120の地域(出典『薬用植物 栽培と品質評価 Part 4 ウコン、カノコソウ、サフラン、ホソバオケラ、ムラサキ』厚生省薬務局監修/薬事日報社/1995年)

注意事項:
①無償配布された種苗を他者に転売することは固くお断りいたします。

②生産物の販売先を斡旋することはいたしません。

③生産物の販売を希望される場合は、ご自身で販売先を見つけていただく必要があります。
(本協議会の マッチング支援 をご利用いただくことは可能です)

参考:
苗の配布にあたっては以下の書類をご提出いただきます。
シャクヤク受領および同意書(苗の配布時)
シャクヤク報告フォーム(所定の期日)

栽培関連資料:
・「薬用作物 栽培の手引き」(全国農業改良普及支援協会)
・「富山県におけるシャクヤク栽培の実際」(令和5年度 地域説明会資料)