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カノコソウを作ってみませんか?

~試作栽培・生産者募集~


カノコソウはオミナエシ科の一年草で、冷涼な地での栽培が適しています。根と根茎は生薬吉草根(キッソウコン)として用いられ、鎮静作用や睡眠の改善作用のほか、身体をリラックスさせる効果があるといわれています。現在、国内での使用量は年間約20トンで、その約半分が国内産です。日漢協ではこのカノコソウを重点品目の一つとして選定し、生産希望者を募りつつ漢方薬メーカーとのマッチングを進めていきます。
カノコソウがどんな作物か、試しに作ってみたいという方に、少量の苗を無償提供します(送料は応募者でご負担いただきます)。
2024(令和6)年度の受付は終了しました



カノコソウ基本データ:

生薬名「吉草根」(キッソウコン)
2020年度使用量 18,732㎏ (うち47%にあたる8,904㎏が国内産)※2022年日漢協調べ
2021年度国内調達量 14,861kg(国内で18番目に調達が多い生薬)※2022年日漢協調べ
主な栽培地 北海道・岩手県・奈良県など ※2021年日本特産農産物協会調べ

募集締め切り:2024年9月16日(月)
応募者への通知:2024年9月下旬(予定)(配布の可否、可の場合は配布数量を通知)
苗の送付:2024年10月以降
締め切り後に事務局で申し込み情報をもとに審査のうえ、配布の可否ならびに配布数量を決定します。(ご希望に添えない場合もございます)

配布数量:配布数量は原則として1株から10株(苗換算で5本から100本相当)とします。

送付状態:苗の傷みを防止するため、分解前の株で送付いたします。
各自で、1株当たり5から10本の苗に分割し、定植してください。

※参考:「カノコソウの定植(イメージと実際)」(PDF)

応募条件:
①生薬生産をお考えの方

②2024年11月までに定植できる方

③苗の送料を負担もしくは生産地(宮城県石巻市または北海道石狩郡)まで取りに来られる方

④インターネットが利用でき、YouTubeで動画視聴が可能な方
(当協議会において対応可能な範囲に限りがあり、個別指導はいたしかねますので予めご了承ください。栽培方法については、ホームページに掲載する資料・YouTubeで公開する動画をご参照ください)

⑤配布した苗の生育状況について、2024年11月(定植後)、2025年5月、8月、11月(収穫後)の4回、所定の報告フォーム(下記参照)にご記入のうえ、メールでご報告いただける方

⑥カノコソウの栽培に適している、冷涼な地域(※)で栽培される方を優先いたします
※1月の平均気温が6℃未満、かつ、「暖かさの指数」が45~120の地域(出典『薬用植物 栽培と品質評価 Part 4 ウコン、カノコソウ、サフラン、ホソバオケラ、ムラサキ』厚生省薬務局監修/薬事日報社/1995年)

注意事項:
①無償配布された種苗を他者に転売することは固くお断りいたします。

②生産物の販売先を斡旋することはいたしません。

③生産物の販売を希望される場合は、ご自身で販売先を見つけていただく必要があります。
(本協議会の マッチング支援 をご利用いただくことは可能です)

参考:
苗の配布にあたっては以下の書類をご提出いただきます。
カノコソウ受領および同意書(苗の配布時)
カノコソウ報告フォーム(所定の期日)

栽培関連資料:
・「YouTube動画「カノコソウの定植方法」
・「カノコソウの定植(イメージと実際)」(PDF)
・「薬用作物 栽培の手引き」(全国農業改良普及支援協会)(2)にカノコソウ栽培について記載があります。
・「カノコソウの来歴及び栽培の実態」(令和5年度 地域説明会資料)
・「カノコソウ栽培・生産 産地化に向けたポイント」(令和6年度 地域説明会資料)